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花コリ2023東京会場「魔法が戻る日の海」ハン・ジウォン監督トーク録

2010年に『Kopi Luwak』がインディ・アニ フェスト大賞を受賞して以降、ウェブシリーズや広告、MVなどへと活躍の場を広げ、独自のスタイルを確立したハン・ジウォン監督。 新作『魔法が戻る日の海』で、2度目の大賞を獲得しました。現在、長編作品を準備中だという彼女と、SNSを中心にアニメーション作品やイラストを発表し、現在はCM、ミュージックビデオ、WEB広告などを中心に活動している映像作家のユージン氏が対談しました。

日時:2023年4月22日(土)14:35~ 韓国短編プログラム①上映終了後、約40分
場所:アキバシアター
ゲスト:ハン・ジウォン(『魔法が戻る日の海』監督)
    ユージン(アニメーション作家、ディレクター、イラストレーター)
司会・通訳:田中恵美、チェ・ユジン

『魔法が戻る日の海』
마법이 돌아오는 날의 바다/The Sea on the Day When the Magic Returns
2022 / 24:00 / 2D
望むだけで何でも手に入れられる魔法を、失ったセジン。
何を望んでいたのかも思い浮かばぬまま、魔法は消えてしまった。
通訳案内士の面接試験を6時間後に控え、彼女は父親を救うため、嫌悪していた海へと向かう。

ゲスト紹介

ハン・ジウォン(『魔法が戻る日の海』監督)
韓国芸術総合学校映像院卒業。初の短編『Kopi Luwak』が2010年インディ・アニフェスト大賞。大学在学中に制作した短編によるオムニバス『思ったより澄んだ』を劇場公開し、本格的な作家活動を始める。以後、ウェブアニメーション『娘に贈るレシピ』シリーズ(2018)、ウェブドラマ『アマンジャ』(2020)のアニメーションパート、ショートシリーズアニメーション『その夏』(チェ・ウニョン原作、2021)など、オリジナル作品とともに広告、MV制作まで、幅広い活動を続けている。
監督You Tubeチャンネル(Workroom Yaha)

ユージン(アニメーション作家、ディレクター、イラストレーター)
九州大学芸術工学部卒業後、2019年株式会社ロボット入社。SNSを中心にアニメーション作品やイラストを発表し現在はCM、ミュージックビデオ、WEB広告などを中心に活動している。2021,2022,2023年映像作家100人に選出。King Gnu「傘」Official Audioのアニメーション、高井息吹「瞼」、GreeeeN「自分革命」、NHKみんなのうた 三浦大知「新呼吸」、銀河高原ビール アートプロジェクトなど担当。
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(以下敬称略)

ユージン:
よろしくお願いします。「(韓国語で)よろしくお願いします。」合ってますよね?これしかしゃべれないです(笑)。
まずは、すばらしい作品をありがとうございました。まだ余韻から抜けられていないのですが、すごく刺激を受けました。これからハンさんに、どういうきっかけでこの作品を作られたのかなどをお伺いしたいのですが、その前に僕のほうから、感想をお話しさせていただいてもよろしいでしょうか。

この作品には、「魔法」という言葉が何回も出てきます。大きなテーマだと思うのですが、この作品で語られる「魔法」とは一体何だろう、と。作中では「何でも望めば手に入る力」と言われていますが、僕の個人的な見解としては、自分が求めているもの、望んでいるものを明確化できる、見極める力のことを「魔法」と言っているのではないかと思ったんです。(主人公セジンに)魔法の力があったとき、最初のタイトルの前や、海に落ちるシーン、海の中のシーンでインサートされるホノルルのスーベニアショップでの、リーフの(キーホルダーなどが)じゃらじゃらと掛かっているものを、小さいときはパッと指差して「これが欲しい」と言う。そのときは魔法の力があった。自分が欲しいと思っているもの、望んでいるものが明確になっているからこそ、指をすぐに差せた。しかしそのあと成長して、通訳案内士という仕事に対して自分が本当に望んでいるものなのか、求めているものなのか分からなくなっている。それが、魔法を信じられなくなっているということなのかなと。最後ホノルルに発っていくというのは、魔法が戻るというか、自分が本当に求めているもの、欲しているものを明確化できたということなのだろうと、僕はそうやってすごくポジティブな、前向きな印象で作品を拝見しました。個人的な解釈ではありますが。僕はそんな風に、色々と考えさせられました。

あと、全体を通して、どこまでが過去・現在で、どこまでが現実・イメージの世界か、境界がとても曖昧になっているのがすごく心地よくて、ハンさんの頭の中をのぞいているような気持ちにさせられました。それが作品の引力になっていて、何度も見たくなる、もっと知りたくなるような。自分が何か見落としているんじゃないかと思わせるものがあり、すごく素敵で、本当に魅力的な作品でした。もう、ファンになりました。

ハン:
(日本語で)ありがとうございます。

ユージン:
こちらこそありがとうございます。早速、今回この作品を作ろうと思ったきっかけや、経緯をお話しいただけたらと思います。

ハン:
とても正確に作品を観てくださったようで、とても満足していますし、ありがたく思っています。ご覧いただいた通り、私が考える魔法というのは、自分が求めるものを正確に把握して、それを忘れずに維持できる力のことではないかと思います。自分が強く願うものを、実際に叶えるプロセスに至るまで維持していく力、それが魔法なのではないかと思いました。

私がこの作品を作ろうと思ったのは、自分が何をやろうと思っていたのかを忘れ、見失ってしまっていた時期でした。非常につらく、深い悩みを抱えて、混乱していました。そんな中で、他の人たちからは「あなたにそれは無理だ」、もしくは「あなたがやりたいことはこれだ」などと指摘を受けたのですが、それらの言葉は私の気持ちを代弁するようでありながら、実のところそうではないのではと感じられて、心が揺れていました。そうした気持ちが作品に反映されています。私の頭をのぞいているような気持ちになったとおっしゃっていただきましたが、そういった理由からだと思います。

そのような混乱した時期を越えて、「自分が本当にやりたいことは何か」と突き詰めて考えた結果が、まずその場から逃げ出すこと、飛び出してしまうことだったのだと思います。つらいときに、自分を縛りつけているものから逃げ出すというのは、とても原始的な欲求なのだと思い至ったのです。そのことが、シナリオを書き進める中で、最後に主人公をホノルルに発たせるという結論に至らせたのだと思います。主人公のセジンは、母親がホノルルに去ってしまったという大きな悲しみや傷を抱いています。しかしむしろ、そこからインスピレーションを得て、自分も飛び出していくという選択をするのです。(セジンの置かれている状況は)自分がこれまで女性として歩んできた中で受けた社会的抑圧を想起させます。自分が女性として、誰かの面倒を見なくてはならないとか、誰かが去った後でその責任を負わされてしまうといった状況です。私自身が、両親の離婚を通じて、「この状況から逃げ出してもいいんだ」と思うようになったんです。自分の欲求と道徳的な責任のうち、必ずしもどちらかを選ばなければならないわけではないのだと。しばしその状況から抜け出すことで感情的な解決を得ることもまた、一つの答えなのだなと思ったんです。

ユージン:
ありがとうございます。逃げ出すことって本当に大事ですよね。

ハン:
(その状況から)逃げ出すことで、「自ら望むものを追求した」という責任からはもう逃げないという決意を、最後に込めたかったのだと思います。

ユージン:
僕も制作がギリギリのときなどは逃げたくなってしまって、ギリギリまで逃げようとしてしまいます。結果的に得ることもあるけれど、その責任を最後まで負わないといけないなと……、何を話しているんだろう、僕は(笑)。
キャラクターデザインに関してなのですが、一つ疑問に思ったところがあって。最初のタイトルの後、元彼氏と高速道路のゲートでばったり会ってしまうところがありますよね。あのシーンのキャラクターデザインですが、元彼氏とその奥さんの目はどちらも点で描かれていますよね。でもよく見ると、後部座席にいる赤ちゃんの目は点じゃないんですよ。主人公と同じ、少し大きめの、丸い青色の目なんです。それが不思議だなと思ったんです。点と点の子供は点のはずなのに(会場笑)、なんで丸なんだろうと。もしかすると、主人公がかつての自分を投影しているのかなと思って。主人公の視点でのキャラクターデザインなのかなと推測したんですけど。

ハン:
とてもよくご覧になっていると思います。
私は主人公が抱えている問題は、彼女が相手の問題と自分の問題に区別をつけられず、相手が抱える問題に過剰に共感してしまったことから生じたと思っています。自分よりも相手の置かれている立場に理解を示したことによって、セジンは混乱に陥ってしまったのです。キャラクターデザインについて、高速道路の入り口のシーンで元彼氏やその奥さんの目が点になっているのは、主人公がその相手のことを、もう共感や感情移入ができる相手として見ていないということです。主人公はもう元彼氏に共感しておらず、瞳から感情を読み取って影響を受けるような対象ではない。そういった主人公の視点が、感情が見えない点として表現されています。

ユージン:
なるほど。

ハン:
主人公が、その人たちに対してもう感情移入することはない、という表現ですね。

それから、子供の目を丸く大きな目として描いたことについては、ユージンさんのご指摘の通り、主人公が子どもを自分自身を投影した存在として見ていたからです。子供はこれからどう成長していくか未知数なので、その目を見て(主人公が)自分自身がこれからどうなるのだろうということについて思いをめぐらせ、子供に対して共感した、そういう心の動きを表現したものです。また元彼氏に関しても、最後に元彼氏が海の中に沈んでいくところでは、実は目を丸く描いています。それはこの場面が、かつては本気で愛していた元彼氏との真の精神的な別れであり、元彼氏が持っている自分との過去の記憶に対して共感し、相手の気持ちに入り込んで見つめていた、主人公の感情の表れでもあります。

ユージン:
それは見落としていました。でも、お父さんは最後まで目が点でしたよね。

ハン:
父親の存在については、主人公が最も逃げ出すべき対象のうちの一つとして描きました。もちろん、主人公と父親の間には道徳的な責任というものがあるため、それが正しいというわけではありませんが。時には距離を置いて、相手の問題は相手の問題としてとらえなければ、自分が見失っていた望みを思い出すことはできないということを反映しているので、父親の目は小さな点になっています。

左:主人公の父親、右:主人公

ユージン:
ありがとうございます。目のことはすごく気になっていたので、色々とお話が聞けてすっきりしました。

ハン:
その質問が出たらいいなと思っていました。実は私もとても気を使いながら描いた部分だったので、聞いてくださってうれしく思っています。

ユージン:
気づけてよかったです。
他にも質問なのですが、元彼氏が裸で出てきますよね。ちょっと不気味な、あの小人のような発想は、どこから生まれてきたのでしょうか?

ハン:
主人公と元彼氏との関係はとても不健康なものであり、別れた後も、彼の考え方や意見が主人公を支配しています。主人公は彼に、本来は裸まで知っているような親密な間柄であったにもかかわらず、自分のことを信じられなくなるような言葉をかけられていました。そういった、親密なのに疑わしい関係であったということを、彼を裸で描くことによって表現しました。

主人公は、自分が元彼氏から言われた言葉に未だにとらわれていることに、羞恥心を抱いています。裸であることは、その象徴でもあります。そのほか、悪魔や精霊といった霊的な存在が裸で描かれることが多いので、人を惑わせる存在であることを象徴させるために、あえて小さな裸の姿として描きました。

また、キャラクターを普通の大きさで描くと、彼のほうも相互作用を受けて変化していくように見えてしまうと思ったことも、小さく描いた理由の一つです。彼女の頭の中の存在であり、彼女を支配している幻想として描くために、小さく描きました。

主人公の元彼氏

ユージン:
ありがとうございます。あの裸の小人はとても印象的でしたし、インパクトがあったので、どうしてあのように描いたのか気になっていました。

ここからは制作について、どのように作られたのかをお伺いしたいです。本作の制作期間はどれくらいだったのでしょうか?

ハン:
最初に構想を始めてから完成までは、4~5年かかっています。実際に手を動かして制作していた期間は、およそ1年半くらいです。

制作支援を受けてはいたものの、24分という短編としては長尺の作品になってしまったので、途中で資金が足りなくなってしまったんです。そのため、途中で他の仕事をして資金を稼ぎ、また作るということを繰り返していました。それで時間がかかってしまったのですが、実際に作業していた期間は1年半くらいです。

ユージン:
作業中に、ちょうどパンデミックが起こりましたよね。作るうえで影響を受けたり、大変だったことはありましたか?

ハン:
制作を始めた頃はまだパンデミックの前だったのですが、仕上げの段階になってそのような状況になってしまいました。ですが私は非常に少人数のチームで作品を作っていましたし、フリーランサーの方々とはオンラインでやり取りしながら作ることもできたので、コロナパンデミックによって制作進行上困ったことは特にありませんでした。ただ、何しろ外に出られない状況でしたので、外国に行きたいという気持ちがとても大きくなっていて、最後に主人公を外国に飛び出させることで代理満足を得ていたのかもしれません。

ユージン:
なるほど、納得しました。スタッフが少人数ということなのですが、ハンさんがどれくらい手を動かしているのかということが気になります。アニメーションでの演技などもすばらしいですが、普段ご自分で描かれたりはされるのでしょうか?

ハン:
まず、プリプロダクションの段階では私が1人で作業をします。デザインを作ったり、シナリオを組み立てたり、演出をつけるのは1人でやっています。原画は自分でざっくりとラフなものを描いて、それを精密なものに仕上げていく作業をスタッフが分担してやっています。手が足りないときは、私がさらに大まかなラフを描いて、別のアニメーターの方がもう少し精密なラフにしていくという形で作業を進めることもあります。今回の作品も、主にそのようにして進めました。私が5~10コマの割合でラフな原画を描いて、それをスタッフが精密な原画にして動きを仕上げていくんです。あるいは、気が合ってうまく進められるスタッフがいれば、原画は1~2枚くらいで、動きの部分はその人に任せてしまう場合もあります。ただ本作の作業においては、そうやって動きを任せてしまうよりも、できるだけ自分の手で描いて、ガイドラインを伝えられるように心がけました。

ユージン:
上がってきたものに納得できなくて、修正されたりすることはありますか

ハン:
とてもたくさんあります。

ユージン:
そうですよね。

ハン:
とはいえ、きりがないので、どこかで見切りをつけて次の作業に移らなければなりませんよね。ギリギリまでやって、その後は忘れるようにしています。ですが、今日も見ながら「ここは直したかったな」と思う部分がたくさん出てきてしまって。早く気持ちを切り替えないとと思います(笑)。

ユージン:
(しみじみと)出てきますよね、本当に……。

コンポジットもすべてお一人でやられているんですか?

ハン:
本作のコンポジットは、専門の方にほぼやっていただいています。どうしても自分がこうしたいと思う部分だけ、少し手を入れました。

ユージン:
マンションのシーンなど、3DCGで、わっとダイナミックに動くシーンが印象的でした。ハンさんの作品を観ていると、2Dの手書きと3Dがうまく掛け合わされていますが、ああいったシーンのディレクションは自分で手を動かしているんでしょうか?もともと3Dの作業のご経験があるんですか?

ハン:
3Dは勉強しようと思ったのですが、失敗して、うまくいかなかったんです(笑)。

ユージン:
実は僕も最近(勉強を)やり始めようとして、失敗してます(笑)。

ハン:
私も基本の操作は少し勉強したので、3Dの専門の方とラフなレイアウトを一緒に作成したり、自分でテクスチャを用意して貼りつけたりなど、必要な部分は共同で作業し、残りの複雑な部分は専門の方に作業していただくようにしていました。また、専門の方に作っていただいたラフなレイアウトの映像に自分が2Dで絵を描き加えたりなど、できるだけ緊密にやり取りをしながら作業を進めていきました。その緊密な話し合いの中で、お互いに意見を出し合い、よりよいものにしようと付け加えながら作業をしていったことで、自分が思い描いていたものができたのではないかと思います。

ユージン:
ありがとうございます。どうやって作っているのか、個人的にも気になっていたので質問させていただきました。

田中:
それではここで、ハン・ジウォン監督はCMなどの広告関係、商業作品のお仕事も手掛けていらっしゃいますので、その作品を二本ほど上映したいと思います。

ジュエリーブランドStone henge「Beautiful moments」



アシアナ航空「Be Hopeful」



田中:
最初の一本がジュエリーブランドのクリスマスキャンペーンの映像で、もう一本はアシアナ航空からビールが発売されたときのキャンペーンCMでした。

ユージン:
ジュエリーブランドのCM、めちゃくちゃいいですね。最後に出てきたあの子供も、きっと宇宙に行くんでしょうね。

ハン:
その通りです。
ジュエリーのCMを韓国の映画会社の方が気に入ってくださり、同じようなジャンルや雰囲気で作品を作ろうということになって、今長編作品の制作作業を進めています。(会場拍手)

ユージン:
最後に(次回作について)聞こうと思っていたんです。突っ込んで聞いてもいいですか?

先に広告に話を戻すと、これらの作品について、クライアントからは自由にやらせてもらっているんでしょうか?クライアントからの要望なども入っていますか?例えばジュエリーのCMでは、親子3代のつながりが表現されていますが、どこまでプロットを考えられたのでしょうか。全部ハンさんが考えられたんですか?

ハン:
ジュエリーブランドのCMはブランド全体のイメージ広告で、ブランドとコラボした広告代理店が監督を選出し、「ストーンヘンジ」というブランドのアイデンティティを表現するような短編をそれぞれ自由に作るというプロジェクトでした。テーマとして「贈り物」「夢」「女性」というキーワードをいただいて、それに基づいて自分でストーリーやキャラクター、音楽など、自由に構成して作らせてもらいました。

ユージン:
ありがとうございます。宇宙を舞台にしようと思われたのはなぜですか?

ハン:
宇宙をコンセプトしたのは、ジュエリーが星のようにきらきらと輝いているイメージがあったことと、女性のはるかな夢を表現したかったからです。ジュエリーの広告というと(ジュエリーが)男性が女性にプレゼントするものとして描かれがちですが、そうではなく、「女性が自分自身に贈る特別なもの」というイメージで描きたかったんです。それもモノとしてではなく、まばゆく光る夢の輝きそのもののメタファーとしてジュエリーを表現したかったので、宇宙がふさわしいだろうと考えました。

ユージン:
すごく素敵なお答えで……大好きです。

ハン:
ありがとうございます。

ユージン:
時間が来てしまったみたいですね。最後にもう一つだけいいですか?

今は長編を作られているということでしたが、どれくらいまで出来上がっているのでしょうか?

ハン:
ビデオコンテは大体出来上がっていて、今は美術コンセプトをパート別に作っているところです。完成するのがおよそ2年後で、公開もそれくらいになるのではないかと思います。

ユージン:
2年後?

ハン:
2年後です。

ユージン:
2年後か……。描こうとしているテーマなど、言える範囲で結構ですので教えていただけますか?

ハン:
さっきご覧いただいたCMのように女性宇宙飛行士の話で、映画会社の希望により、ロマンスが絡むお話になっています(笑)。

ユージン:
すごく楽しみです!(しみじみと)2年かぁ。

いろいろと、聞きたいことをお伺いできました。

田中:
最後に、観客の皆様にご挨拶をお願いします。

ハン:
作品をすみずみまで観てくださり、素敵な質問をくださったユージン監督、ありがとうございました。

作品をご覧いただき、トークまで残って話を聞いてくださった観客の皆様に感謝をお伝えしたいです。苦労しながら作った作品でしたが、こうして作品を携えて飛行機に乗り、会場に来て、皆様にご覧いただける機会が持てたことは、私にとって大きな意味のあることです。ありがとうございました。

田中:
皆様、長時間ありがとうございました。

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