花開くコリア・アニメーション(花コリ)について
「花開くコリア・アニメーション」は、韓国のインディーズ・アニメーションを紹介する上映会です。韓国には「インディ・アニフェスト」というインディーズ・アニメーション作家のための映画祭があります。「花開くコリア・アニメーション」は、この「インディ・アニフェスト」の日本巡回上映会です。2022年から「インディ・アニフェスト」は「ソウル・インディ・アニフェスト」に名称が変わりました。
2008年に東京で始まり、翌2009年には大阪、そして2010年からは名古屋でも開催しています(2009年までは「Link into Animated Korea」という名称で開催)。2020年と2021年は新型コロナウィルス感染症対策のため、オンライン上映開催をしました。
最新の韓国インディーズ・アニメーションを紹介すると同時に、ゲスト・トークや懇親会などを開催し「作り手を身近に感じることができる」イベントを目指しています。「花開くコリア・アニメーション」をきっかけとして、日本の観客の皆様に、韓国のインディーズ・アニメーションや作家に関心を持っていただき、交流を深めていただければ幸いです。
※ 写真は、左から2011年の東京会場・大阪会場・名古屋会場の模様。
インディーズ・アニメーションフェスティバル「インディ・アニフェスト」について
「インディ・アニフェスト」は、2005年から始まった、韓国のインディーズ・アニメーションフェスティバルです。毎年秋にソウル・アニメーションセンターで開催されています。主催は、韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)。アヌシー、オタワ、広島など著名な国際アニメーションフェスティバルで急速に存在感を高めている韓国アニメーションですが、この「インディ・アニフェスト」からも、そういった映画祭の受賞作家を続々と輩出しています。
「インディ・アニフェスト」は、一般・学生別のコンペティション部門、2016年からはアジアコンペティション部門、そしてノンコンペティション部門(開幕作・国内招待作・海外招待作など)からなり、選りすぐりの作品を上映しています。韓国内のコンペティション部門には毎年200作品近くの応募があり、予選審査を通過した作品が映画祭期間中に上映されます。映画祭期間中は、アニメーション作家が来場し、観客との質疑応答を行うほか、シンポジウム、オフィシャル・パーティ、フリーマーケット、展示会などが開催されます。2020年からはWEBアニメーション部門、また2022年からは長編コンペティション部門が新設されました。
「インディ・アニフェスト」は、ソウルでの本祭終了後、韓国内の地方を巡回上映しているほか、2007年からはアニメーション関連学科のある高校や大学などでキャンパス巡回上映も実施しています。「花開くコリア・アニメーション」は、この「インディ・アニフェスト」の日本巡回上映会です。その上映作は同映画祭のノミネート作品から厳選してお届けしています。
※ 写真はインディ・アニフェスト2011の模様(左から、会場の旧ソウル・アニメーションセンター、オフィシャル・パーティ、授賞式)。
※ 参考 [インディ・アニフェスト過去6年間(2005~2011)の概要]
韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)について
韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)は、韓国のインディーズ・アニメーション作家の権利を守るために2004年に設立された社団法人です。会員は、韓国のインディーズ・アニメーション作家、および関係者など約100名です。KIAFAは、「ソウル・インディ・アニフェスト」をはじめとする上映事業、配給事業、教育事業、データベースの作成といった業務を通じて、作家の創作活動をサポートしています。また、内外の作家の交流促進にも尽力しています。これらの活動を通じて、韓国アニメーションと韓国社会をより良い未来へと導くことがKIAFAの目標です。KIAFAは2008年より日本各地の団体と共同で「花開くコリア・アニメーション」を開催しています。