花開くコリア・アニメーション(花コリ)について

「花開くコリア・アニメーション」は、韓国のインディーズ・アニメーションを紹介する上映会です。韓国には「インディ・アニフェスト」というインディーズ・アニメーション作家のための映画祭があります。「花開くコリア・アニメーション」は、この「インディ・アニフェスト」の日本巡回上映会です。2008年に東京で始まり、翌2009年には大阪、そして2010年からは名古屋でも開催しています(2009年までは「Link into Animated Korea」という名称で開催)。最新の韓国インディーズ・アニメーションを紹介すると同時に、ゲスト・トークや懇親会などを開催し「作り手を身近に感じることができる」イベントを目指しています。「花開くコリア・アニメーション」をきっかけとして、日本の観客の皆様に、韓国のインディーズ・アニメーションや作家に関心を持っていただき、交流を深めていただければ幸いです。
※ 写真は、左から2011年の東京会場・大阪会場・名古屋会場の模様。
インディーズ・アニメーションフェスティバル「インディ・アニフェスト」について

「インディ・アニフェスト」は、2005年から始まり、韓国のインディーズ・アニメーション作家団体「韓国インディペンデント・アニメーション協会」(KIAFA)主催により全国規模で開催する、韓国唯一のインディーズ・アニメーション映画祭です。
韓国におけるアニメーション作家の登竜門であり、映画『新感染』シリーズのヨン・サンホや、長編作品『ウリビョル1 号とまだら牛』のチャン・ヒョンユンなど、多くのクリエイターを輩出してきました。
学生部門と社会人部門に分けて広く作品を公募し、内外のアニメーション専門家による厳正な審査のもと、受賞作を決定します。
映画祭期間中はコンペ部門入選作の上映はもちろん、海外作家の特集上映、作品企画のプレゼンテーション、シンポジウム、フリーマーケット、展覧会など、多彩なイベントが行われます。
2016 年には、アジアとの交流を目指しアジアコンペ部門「アジア路」を新設し、アジア各国の優秀作を韓国のアニメーションファンに紹介する、貴重な機会となっています。
「インディ・アニフェスト」は、ソウルでの本祭終了後、韓国内の地方を巡回上映しているほか、2007年からはアニメーション関連学科のある高校や大学などでキャンパス巡回上映も実施しています。「花開くコリア・アニメーション」は、この「インディ・アニフェスト」の日本巡回上映会です。その上映作は同映画祭のノミネート作品から厳選してお届けしています。
2022年よりソウルで開かれる唯一のアニメーション映画祭として国際的な地位を高めるために既存の映画祭名に「ソウル」をプラスし「ソウル・インディ・アニフェスト」に改名。長編部門も新設されました。
※ 写真はインディ・アニフェスト2011の模様(左から、会場のソウル・アニメーションセンター、オフィシャル・パーティ、授賞式)。
※ 参考 [インディ・アニフェスト過去6年間(2005~2011)の概要]
韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)について
韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)は、韓国のインディーズ・アニメーション作家の権利を守るために2004年に設立された社団法人です。会員は、韓国のインディーズ・アニメーション作家、および関係者など約100名です。KIAFAは、「インディ・アニフェスト」をはじめとする上映事業、配給事業、教育事業、データベースの作成といった業務を通じて、作家の創作活動をサポートしています。また、内外の作家の交流促進にも尽力しています。これらの活動を通じて、韓国アニメーションと韓国社会をより良い未来へと導くことがKIAFAの目標です。KIAFAは2008年より日本各地の団体と共同で「花開くコリア・アニメーション」を開催しています。