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「13TH ROUND 」で2007インディ・アニフェスト大賞「インディーの星」を受賞なさった イ・ユンソク監督は現在釜山にいらっしゃる理由でメールを通してインタビューしました。 Q.うれしい消息を直接聞けたらもっと良かったのに。 健康上の理由で現在は釜山に滞在していらっしゃいます。 授賞なさった感想をお願いします。 A.制作を一緒にしたチェ・インジュンPDから電話をもらい知ったんですが、 何かの賞を受けたと言うのによく聞こえなくて、適当に「わかった」と言って切ったんです。 そしてしばらく後に仲間たちのお祝いの電話をもらってから分かるようになったんですが、 実感も出ないまま、ぼうぜんとしていました。率直に今も全然実感がないですね^^ Q.作品を制作なさった時、特別に難しいと感じた部分があったとしたら? A.技法的な面で未熟な部分が難しかったと思います。 思ってても身体が思うように動かないと言うか。もちろんこの言葉の意味は、 この作品に携わってくれたスタッフたちに向かって言う言葉ではないですよ。 Q.主人公“チョ・ワンジン”の姿は監督のどの部分と似ていますか? A.私は臆病で新しいことに適応することをこわがる方です。 しかし淘汰されることがやはり怖いです。 それで早くはできないとしても新しいことに少しずつ少しずつ適応して行くために努力する方です。 私のそんな点がチョ・ワンジンというキャラクターの中にとけ込んでいるようです。 Q.韓国という所に住みながら、すべてのものがとても急に変わって行くと思います。 時々その恐ろしい変化の速度にめまいを感じたりします。 監督の場合、このような変化の中でも守っていきたい部分があるとしたらどんなものがありますか? A.早い変化自体が目的になって行くこの社会の中から、どんなものを守らなければならないか、 まだ模索中です。 Q.格闘場面を表現するには簡単ではなかったはずだと思います。 クレジットにただのコンテではない'動画アクションコンテ'というのが出ますが 場面演出のための一種のテストだったんですか? A.場面演出のためのテストでもありましたが、リアル感をつかむための目的が一番大きかったようです。 そのまま絵では感じをつかむのが大変だからです。 Q.特にエンディングに流れる音楽が作品の寂しい感じを増すようです。 音楽を作曲する方とどんな風にコミュニケーションなさるのか知りたいです。 A.特別なことはなかったようです。私がやる作品に対する説明をし、 その後では作業の結果物が出次第お見せしました。 実は音楽監督が実力がある方だから私の不足な部分をたくさん補ってくださいました^^。 Q.去年の受賞者のハン・ビョンア監督(「みなが孤独な星」)にも聞いた質問だったりもするんですが、 受賞者なら避けられない質問なようですね~ 賞金で必ずしたい事があるとしたら? A.まずは一緒に制作してくれた方々におごりたくて。 そして残った賞金は次の作品に制作コストとして使いますよ ^^ Q.次回の作品をインディ・アニフェストで見ることができるでしょうか? A.はい!いつになるかはわかりませんが、健康が回復したら制作しようと考えています。 もう一度イ・ユンソク監督にお祝い申し上げます。 直接お目にかかってインタビューすることができなくて申し訳ありませんでした。 早く健康回復していただき、次の素敵な作品を期待しています。 イ・ユンソク監督ファイト!!! インタビュー:イ・ユンビン 翻訳:ミヤケ印 ![]() 2007「13TH ROUND」(9'04"/ 3D / color) -2007,2 CGVアニメーション映画祭 -2007,5 釜山アジア短編映画祭本選進出 -2007.6 ミジャンセン映画祭 |