2020年リレーアニメーションプロジェクト(11期)募集案内
Indie-AniFest2020 Relay Animation Project
新たなコミュニケーションのはじまり、リレーアニメーション
韓国「インディ・アニフェスト映画祭」スペシャルプログラム、「リレーアニメーション」プロジェクト11期を募集いたします。 リレーアニメーションは、アニメーション作家の自発的な参加によって成立するプロジェクトです。互いにテーマを話し合って決める過程と、映像のリレーというコンセプトによって、個人による短編制作という閉鎖的な環境の限界を超えた多様な試みが行える機会を、作家たちにもたらします。
リレーアニメーションは毎年作家の積極的な参加によって、アニメーションの様々な可能性と新しい媒体的試みを実験するアニメーション制作コラボレーションプロジェクトとして、2018年には独特の魅力を持ったエレクトロニックミュージシャン・タマローズの甘い音楽と出会い『ラストメッセージ』が、 2019年にはミュージシャンホチェク(スーパーキッド、ドクホ氏プロジェクト)の新曲『それでもいい』がリレーアニメーションと出会い、ミュージックビデオとして誕生し、観客に披露されました。
今年は、私たちを取り巻く環境と環境問題の話をアニメーションで紐解いていきたいと思います。地球環境を一緒に悩みながら、参加作家間がコミュニケーションし話し合うプロセスを介して各自の自由な視線を込めて、自然と環境を守るための肯定的な変化が始まることを願います。リレーアニメーションプロジェクトへの、アーティストの多くの関心とご参加、お待ちしています!
コラボレーションして、つくっていくアニメーション
「ウサギとカメと言ってもわからん」「The water~船頭多くして~」「千ウォン放浪記」「PEACE」「PEACE DREAM」「11色の平和」「PEACE ROAD」「休日の平和」「ラストメッセージ」「それでもいい」に続く11番目のリレーアニメーション。
2014年リレーアニメーションプロジェクト(5期)からは韓国国内作家だけでなく、海外の作家達が一緒に参加するようになり、幅広く拡張された視線で幅広い様々な話をして来ました。
2017年から他の芸術分野とのコラボレーションを通して、リレーアニメーションの新しい可能性を実験しており、今年も作家たちと世の中についての話をアニメーションで描き出されることを期待しています。

Ⓒ 2019Relay Animation Project
『それでもいい그래도 돼 It Would Be Ok』
*『それでもいい』は「花開くコリア・アニメーション2020+アジア」にて韓国短編プログラム1で上映されます。
・大阪(PLANET +1)4月4日(土)~8日(水)
・東京(アップリンク・ファクトリー)4月25日(土)・26日(日)
・名古屋(愛知芸術文化センター)5月16日(土)・17日(日)
■参加対象及び方法
―対象:インディーズアニメーションに関わる方なら誰でも!
―募集人員:韓国国内、国外・海外含め6~7名 老若男女問わず参加可能(日本人1名
―申請方法:申請書を作成しメールで受付(ianifest@kiafa.org) 日本語可。
*花コリ問い合わせフォームにて件名を「リレープロジェクト申請書希望」としてご連絡ください。
提出用申請書をお送りします。
―参加申請締切:2020年2月14日(金)
―参加条件:リレーアニメーションプロジェクトと韓国現地のインディ・アニフェスト映画祭に参加できる方(9月17~22日予定)、締め切りを守れる方。
■リレーアニメーションプロジェクト制作ガイドライン
1.11期リレーアニメーションの方向性
他の芸術分野とコラボレーションをします。(芸術の分野は追って告知)
2.提出映像フォーマット
①作品の長さ 30秒~40秒
②最終フォーマット:HDサイズ(1920 x 1080)、23.97f、非圧縮ファイルQuick Time Movieファイルで提出
3.進行方法
①企画段階(4月~5月中旬:7週間)
―制作順序確定
―参加作家が順番通りにシナリオ及び起承転結メインイメージ(4枚以上)とアートワーク(簡単な絵コンテ:2枚以上、最初の場面と最後の場面必須)を順次完成(作家別に各5日間の作業日程)
例)1番目の作家のシナプシスとイメージを土台に、2番目の作家が自分の話の内容と繋がれるように脚色し、2番目の話を完成、同じく3番目の作家も前の話の流れを考慮して自分の話と繋がれるようにストーリーボードを完成。
* 順番別の進行を他の参加作家が見られるように非公開のFacebookリレーアニメーションページに資料をアップロード及び共有
②制作段階(5月中旬~6月中旬:4週間)
– 全体のシナリオを確定後、自分の作品と繋がる前後の作品の作家とスタイル及びトランジッションを話し合いながら作業するが、詳細制作方向はプロジェクトPDとともに話し合って進行
③後半作業段階(6月中旬~7月:6週間)
– 映像作業終了後、音楽、サウンド作業
(シナリオが完成した時点で音楽監督と方向を話し合う)←韓国側でやる
*作業の話し合いはオンライン(facebook)、韓国作家はオフラインの集まりなどを通じて進行予定。
■準備日程
①2020年2月14日(金):参加者募集締め切り
②2020年3月第一週:参加作家選定&発表
③2020年3月末:韓国作家一次オフラインミーティング、走行順序決定
④2020年4月初め~5月中旬:ストーリーボード完了
(作家別に5日間の日程でシナプシスを順次完成しながらつなげていく)
⑤2020年5月末:韓国作家二次オフラインミーティング、個別映像制作点検
⑥2020年6月末:個別映像制作&完了
⑦2020年7月中旬:個別映像修正&韓国でのサウンド、編集完了
⑧2020年9月:インディ・アニフェストでプレミア上映予定
■リレーアニメーション作品の活用
―インディ・アニフェスト開幕式でプレミア上映
―インディ・アニフェスト オンライン上映及び映画祭期間様々な形態で上映予定
―出品可能な韓国及び海外映画祭に出品
―各種上映会を通した上映機会を提供―花開くコリア・アニメーションで上映
■その他
―リレーアニメーション制作作品についての著作権は基本的に作家が所持する
―リレーアニメーションプロジェクト形体の上映についての著作権はリレーアニメーション11期及びインディ・アニフェスト映画祭が共同所持する。
<過去のリレーアニメーション記事>
・リレーアニメーション「The Water ~ 船頭多くして ~」
・リレーアニメーション『11色の平和』
・リレーアニメーション『PEACE ROAD』映画祭GVレポート
・リレーアニメーション『休日の平和』