長編アニメーション(78分)
「パタパタ《

파닥파닥/PADAK/2012/78:00
監督 イ・デヒ
海の中を自由に泳いでいたサバ「パタパタ《が、ある日網にかかり、海辺の刺身店へと運ばれた。古参の「オールドヒラメ《が支配する水槽の中で、先輩魚たちに逆らい、海への脱出を試み続けるパタパタ。果たして、それは悪あがきに終わるのか…? 小さな世界の中で繰り広げられる、絶望と希望の物語。
『豚の王』に続き、2012年にインディーズ・アニメーションとして国内ロードショーを実現した話題作。全州国際映画祭の国際競争部門で受賞したほか、サンパウロ、ワルシャワ、メルボルンなど、各地の国際映画祭にも出品されている。3DCGを駆使して、魚たちの仕草や感情が生き生きと描き出される。
長編アニメーション/特別上映(大阪のみ/86分)
「マリといた夏《
마리이야기/My Beautiful Girl, Mari/2001/86:00
監督 イ・ソンガン
海辺の寂しい村に、事故で父と死に別れて祖母と母と暮らす少年ナム。学校の前の文房具店で、上思議な光を放つ玉を見つけたナムは、翌日その文房具店に行きその玉を買おうとするが、玉はどこかに消えてしまっていた。ある日、灯台の中を彷徨うナムは玉を見つけるが…。
少年の日の思い出を瑞々しく描いた長編アニメ『マリといた夏』。幼馴染との思い出話から、12歳の少年時代に舞台は動く。幼い頃の淡い切ない日々を美しい映像で表現している。声の出演はイ・ビョンホン、アン・ソンギほか。
「はちみつ色のユン《
© Mosaïque Films - Artémis Productions - Panda Média - Nadasdy Film - France 3 Cinéma – 2012
2012/75:00/フランス・ベルギー・韓国・スイス
監督 ユン、ローラン・ボアロー
朝鮮戦争後、韓国では20万人を超える子どもが養子として祖国を後にした。その中の一人、ユンは、ベルギーのある一家に「家族《として迎えられた。フランス語を覚え、韓国語を忘れ、画才に目覚めていくユン。そんな時、韓国から養女がやってくる。彼女を見たとき、ユンは自分が何者なのかを意識し始める。
バンデシネの漫画家、ユン監督が自らの半生を描いたドキュメンタリー×アニメーション。国際養子を通じて家族のあり方について考えさせてくれる。アヌシー、ザグレブなど国際アニメーション映画祭で受賞したほか、第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門では『サカサマのパテマ』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』などを抑えて大賞に輝いた。
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